先日Tableau Desktop Specialistを取得しましたが、勢いのままTableau Desktop Certified Associateも取得したので取得方法について解説していきたいと思います。
申込方法等はDesktop Specialistと重複する部分もあるので一部割愛しながら説明していきますね。
コンテンツ
そもそもTableauとは?

TableauとはBI(Business Intelligence)ツールに分類される製品の1つで、主に集計したデータの可視化を実施するために使用されます。
例えばこんなデータの羅列があった場合、皆さんはどう思いますか?


では、それがこんな形で可視化できたらどうでしょうか?

データが視覚的に整理されてわかりやすくなったかと思います。
上記はあくまでも一例に過ぎませんが、このような形でデータベースに蓄積されたデータを分析しやすいように可視化してくれる便利なツールがTableauです。
慣れてしまうとExcelでグラフを作成するよりよっぽど簡単なので筆者は今ではすっかりTableau信者です笑
ちなみにフォーブスの記事によるとTableauは雇用市場で爆発的に伸びているITスキルトップ10で第3位に入っており、まだまだ需要が見込まれるスキルとなりそうです。

Tableau認定資格の種類について
Tableauには習熟度に応じて3種類の認定資格が用意されています。
位置付けとしては下記のとおりです。
- Tableau Desktop Specialist(初級編)
- Tableau Desktop Certified Associate(中級編)
- Tableau Desktop Certified Professional(上級編)
今回は中級者編であるTableau Desktop Certified Associateを取得しましたのでご紹介していきたいと思います。
推奨される製品使用経験は5ヶ月以上とされていますが、筆者は3ヶ月使用時に取得できたので、業務等である程度集中的に使用している方は早期の取得も目指せるかと思います。
試験概要
問題数 | 36問 |
試験時間 | 試験時間 |
合格基準 | 75% |
受験料 | $250 |
有効期限 | 2年間 |
試験日時 | 随時受験可能 |
試験会場 | オンライン |
Tableau Desktop Specialist同様オンラインのみの対応となってます。
詳細な内訳は忘れてしまいましたが、36問のうち半分近くは実技問題だったと記憶しています。
また、実技問題の難易度もグッと上がっていたため実務経験がない状態での受験は中々厳しいかと思います。
実技の方が配点が高いことに加え、実技問題の数自体が増えているため合格のためには実技対策が非常に重要になります。
筆者は試験時間が120分あるから余裕だと高を括った結果、時間が足りず解答の見直しの時間が10分程しか確保できず相当焦りました・・・。
申込方法・試験当日の流れ
申込方法と試験当日の流れについては、以前Tableau Desktop Specialistを取得した際の記事で詳しく解説していますのでそちらをご確認ください。
試験対策
試験対策に活用できるコンテンツは6種類あります。
Tableau社主催の公式トレーニング
Tableau Desktop II: Intermediate(中級)というTableau社主催のクラスルームトレーニングです。
オンライン会議上で講師から直接トレーニングを受けることができます。
試験範囲を網羅していることに加えハンズオンで実際に画面を操作しながら講義を受けることができるので、Tableauを触ったことがないような初心者の方や実技が不安という方にはおすすめです。
逆に業務等で使用している方には少し物足りない内容になってしまうかもしれません。
受講するにあたって前提条件として、Desktop I: Fundamentals (初級~中級) コースを修了、または同等の経験があることが求められるため全くの初心者の方はまずはDesktop I: Fundamentals (初級~中級)を受講することをおすすめいたします。
また、費用が$1,400と高額であることに加え、2日間9:00〜17:30とトレーニングで拘束されてしまうので受講するには少々ハードルが高いかもしれません。
そんな方は下記のコンテンツを使用していただければ良いのかと思います。
Tableau eラーニング
Tableau社主催のeラーニングコースです。
費用が15,000円に抑えられていることに加え、eラーニングなのでご自身の任意のタイミングで受けられるため、忙しい方や費用面でクラスルームトレーニングの受講が難しい方にはおすすめです。
講師がいなくても大丈夫、業務等で使っているから実技面も大丈夫、という方にはこちらがおすすめです。
ただし、動画は全編英語で日本語の字幕付きという形式のため、英語に対する苦手意識がある方には厳しいかもしれません。
Udemy

3つ目のコンテンツはUdemyの上記講座です。
講師の木田和廣さんは国内におけるTableauの第一人者といっても過言ではないです。
気になる方は下記のプロフィールをご覧ください。笑
筆者も実際に上記の講座は受講しましたが、試験範囲以上のことを網羅していることに加え説明もとてもわかりやすかったのでおすすめです。
費用は19,800円とeラーニングより少々高額ですが、Udemyは頻繁にセールをやっていますので定期的に確認してみると安く購入できるかもしれません。
実際に筆者が確認した際も92%オフの1,500円で提供されていました。
eラーニングよりもより実践的な内容や試験範囲以上のことも勉強したい方はこちらがおすすめです。
Desktop Certified Associate試験ガイド
Tableau社公式の試験ガイドです。
出題範囲は下記「評価するスキル」部分になるのでしっかりと抑えておくと良いです。
頻出問題はデータの結合・ブレンド・ユニオンといったデータ接続に関するものとtwbx・twb・tdsといった拡張子に関するものでしたのでそれぞれ違いをしっかりと抑えておくと得点UPに繋げられるかと思います。
また、実技問題は「フィールドとチャートのタイプ」「分析」箇所から多く出題されたため、該当のグラフ等は一通り自力で作図できるように準備しておくと実技対策になるかと思います。
書籍
トレーニングや動画よりも本で勉強したいという方には下記書籍がおすすめです。
著者の松島七衣さんはTableau Japanに勤務している所謂中の人です。
これだけで試験対策をするのは難しいですが、上記コンテンツと合わせて字引代わりに手元に置いておくとふと困ったときに便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Tableauの認定資格は対策方法が複数あるのでご自身に合った方法で勉強していただければと思います。
筆者自身はeラーニングとUdemyを併用しつつパラパラと松島さんの本を見て対策していました。
合格する上での一番の近道は如何に実技問題を素早く解けるか、だと思います
知識問題は受験時でもヘルプメニューから答えを検索することができますが、実技はそもそものグラフの作り方がわからないとどうしようもないですからね。
ただしTableau Desktop Specialistの試験と違い実技問題の難易度が上がっているため、eラーニングやUdemyの座学のみでは合格は難しいかと思います。
可能であれば実務経験を積んでからかそれに近しい経験を積んでからの受験をおすすめします。
ちなみにTableauは認定資格を取得するとホームページに掲載してもらえます。
一覧の中に筆者の名前もきちんとあります。笑
是非資格取得を目指して頑張ってください!
この記事が読者の方のお役に少しでも立てれば幸いです・・・!