Tableauって皆さんご存知ですか?
ちなみに読み方は「タブロー」です。
筆者は最初読み方がわからず「テーブルエーユー」と読んでました。笑
今回はTableauの認定資格を取得しましたので申込方法から実際の勉強方法について詳しく解説していきたいと思います。
コンテンツ
そもそもTableauとは?

TableauとはBI(Business Intelligence)ツールに分類される製品の1つで、主に集計したデータの可視化を実施するために使用されます。
例えばこんなデータの羅列があった場合、皆さんはどう思いますか?


では、それがこんな形で可視化できたらどうでしょうか?

データが視覚的に整理されてわかりやすくなったかと思います。
上記はあくまでも一例に過ぎませんが、このような形でデータベースに蓄積されたデータを分析しやすいように可視化してくれる便利なツールがTableauです。
慣れてしまうとExcelでグラフを作成するよりよっぽど簡単なので筆者は今ではすっかりTableau信者です笑
ちなみにフォーブスの記事によるとTableauは雇用市場で爆発的に伸びているITスキルトップ10で第3位に入っており、まだまだ需要が見込まれるスキルとなりそうです。

Tableau認定資格の種類について
Tableauには習熟度に応じて3種類の認定資格が用意されています。
位置付けとしては下記のとおりです。
- Tableau Desktop Specialist(初級編)
- Tableau Desktop Certified Associate(中級編)
- Tableau Desktop Certified Professional(上級編)
今回は初級者編であるTableau Desktop Specialistを取得しましたのでご紹介していきたいと思います。
ちなみに受験時の筆者のTableau使用歴は約3ヶ月ほどでしたが、受験者に推奨される製品仕様経験が3ヶ月となっているためやはりそれくらいが目安になるのではないかと思います。
試験概要
問題数 | 30問(知識21問、実技9問) |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 70% |
受験料 | $100 |
有効期限 | なし |
試験日時 | 随時受験可能 |
試験会場 | オンライン |
オンラインでしか受験ができないため自宅のネット環境が弱い方などはご注意ください。
一般的な試験と異なる点としては、実際にTableauを操作してグラフを作成した上で解答する実技問題があるという点です。
その上実技問題のほうが配点が高いです。
筆者の受験時は知識21問・実技9問という配分だったので、知識をしっかりと付けた上で実技問題の対策をしないと初級編といえど合格は難しいかと思います。
申込方法
- Tableau Desktop Specialistページ(こちら)へアクセスし、今すぐ登録をクリック
- Loyalist EXAM SERVICESという外部サイトへ繋がるため、アカウントを持っている場合はログイン。新規の場合はCreate a new LES Accountをクリック
- 必要な情報を入力し、最後にCreate Accountをクリック
- Tableau Desktop Specialistを選択し、Nextをクリック
- Japaneseを選択し、規約同意にチェックを入れる。最後にNextをクリック
- 支払情報を入力し、最後にProcess Transactionをクリック
- 支払いを完了し、Loyalist EXAM SERVICESへログイン
- My Profileをクリックし、プロフィールを編集する
タイムゾーンでTokyoを選択しないと日本時間で受験できないため要注意! - Schedule Examをクリックし、試験日時を選択。最後にScheduleをクリックし、日時を確定させる
- 試験日時を知らせるメールが届く
補足
- 試験日時の変更は24時間前までなら無料。24時間を切ると手数料として$5.00請求される。
試験当日
- 試験当日は試験開始予定時間の60秒前からアクセス可能
- 当日必要なもの
- 顔写真付き身分証明書
- PC(Windows)
- 静かな環境(自室、会議室、ネットカフェ等)
Macでも受験可能ですが、受験用の仮想環境との相性が悪いらしく、不具合が多発するためWindowsが推奨らしいです。
試験開始までの流れ
- Loyalist EXAM SERVICESへログインし、Start Examから試験官へZoomを繋げる
- 試験官から試験概要が説明される(基本的にはOKと返事をすれば大丈夫です)
- 身分証明書を提示
- インターネット環境の確認
- PCの内蔵カメラで部屋の四方を見せるように指示される
- 試験官がPCを操作し、仮想環境へ接続してくれる
- 他に質問等がなければ試験開始
注意ポイント
- 試験官はインド人のため英語の訛りが強く聞き取りづらいです。ただ、基本的にはOKと答えておけばなんとかなります。笑
- 身分証明書はパスポートだとスムーズです。免許証しかない場確認に時間がかかり、場合によっては受験できないこともあるそうです。
補足
- Tableauの言語が試験開始時の初期設定では英語になっているのでこだわりがない方はヘルプ→言語の選択から日本語に変えたほうが良いです。
試験対策
試験対策に活用できるコンテンツは6種類あります。
Tableau社主催の公式トレーニング
Tableau Desktop I: Fundamentals(初級〜中級)というTableau社主催のクラスルームトレーニングです。
オンライン会議上で講師から直接トレーニングを受けることができます。
試験範囲を網羅していることに加えハンズオンで実際に画面を操作しながら講義を受けることができるので、Tableauを触ったことがないような初心者の方や実技が不安という方にはおすすめです。
逆に業務等で使用している方には少し物足りない内容になってしまうかもしれません。
また、費用が$1,400と高額であることに加え、2日間9:00〜17:00とトレーニングで拘束されてしまうので受講するには少々ハードルが高いかもしれません。
そんな方は下記のコンテンツを使用していただければ良いのかと思います。
Tableau eラーニング
Tableau社主催のeラーニングコースです。
費用が15,000円に抑えられていることに加え、eラーニングなのでご自身の任意のタイミングで受けられるため、忙しい方や費用面でクラスルームトレーニングの受講が難しい方にはおすすめです。
講師がいなくても大丈夫、業務等で使っているから実技面も大丈夫、という方にはこちらがおすすめです。
ただし、動画は全編英語で日本語の字幕付きという形式のため、英語に対する苦手意識がある方には厳しいかもしれません。
Udemy

3つ目のコンテンツはUdemyの上記講座です。
講師の木田和廣さんは国内におけるTableauの第一人者といっても過言ではないです。
気になる方は下記のプロフィールをご覧ください。笑
筆者も実際に上記の講座は受講しましたが、試験範囲以上のことを網羅していることに加え説明もとてもわかりやすかったのでおすすめです。
費用は19,800円とeラーニングより少々高額ですが、Udemyは頻繁にセールをやっていますので定期的に確認してみると安く購入できるかもしれません。
実際に筆者が確認した際も92%オフの1,500円で提供されていました。
eラーニングよりもより実践的な内容や試験範囲以上のことも勉強したい方はこちらがおすすめです。
Desktopスペシャリスト試験ガイド
Tableau社公式の試験ガイドです。
出題範囲は下記「評価するスキル」部分になるのでしっかりと抑えておくと良いです。
頻出問題はデータの結合・ブレンド・ユニオンといったデータ接続に関するものとtwbx・twb・tdsといった拡張子に関するものでしたのでそれぞれ違いをしっかりと抑えておくと得点UPに繋げられるかと思います。
書籍
トレーニングや動画よりも本で勉強したいという方には下記書籍がおすすめです。
著者の松島七衣さんはTableau Japanに勤務している所謂中の人です。
これだけで試験対策をするのは難しいですが、上記コンテンツと合わせて字引代わりに手元に置いておくとふと困ったときに便利です。
その他リソース
上記以外でTableau社が提供しているリソースをご紹介します。
この中でもサポートとヘルプのページには出題箇所の解答が載っているので目を通した上で解答集を作成しておくと良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Tableauの認定資格は対策方法が複数あるのでご自身に合った方法で勉強していただければと思います。
ちなみに筆者はクラスルームトレーニングを受講したのですが正直あまり役には立たず・・・
eラーニングとUdemyを併用しつつパラパラと松島さんの本を見て対策していました。
また、知識問題は受験時でもヘルプメニューから答えを検索することができるのでどちらかというと実技対策の方が重要かと思います。
実技はそもそものグラフの作り方がわからないとどうしようもないですからね。
ちなみにTableauは認定資格を取得するとホームページに掲載してもらえます。
一覧の中に筆者の名前もきちんとあります。笑
是非資格取得を目指して頑張ってください!
この記事が読者の方のお役に少しでも立てれば幸いです・・・!